エギの特徴と釣り方
エギの始まり
日本で最も古いエギとして発見されているのは、江戸時代に使っていたと思われる『鹿児島県の種子島(たねがしま)・西表島(いりおもてじま)・屋久島(やくしま)』のものです。
なんとエギには300年もの歴史があるんですね!
焼けた木にイカが抱きついている様子を漁師が見て考案されたと言われる、その最古の餌木(エギ)は
たしかにアオリイカは魚も捕食しますが、エギでは上層よりもボトム付近を狙うと釣れ易いということが段々とわかってきたのでしょう。
しかもボトムを狙うなら、アオリイカは魚よりもエビを中心に捕食しますので、現在のエビ型に落ち着いたのですね。
エギの特徴
エギの各部位は、
- ラインアイ
- アイ
- 羽根
- 胴
- 腰
- 腹
- シンカー
- カンナ
に分けられます。
エギのボディは木製かプラスチックです。ボトムや岩場を狙うことも多いアオリイカのエギングでは、海底や岩にぶつかっても壊れないような耐久性が必要ですので、かなり頑丈に作られています。
定番カラーはピンク・イエロー・オレンジ。
敢えて暗めの色を使いメリハリを出すことも時には必要で、ケイムラカラーという紫外線にあたると輝くカラーなんていうものもあります。
他のアングラーと違う色を使ってアピールする、なんて釣法も有効です。
基準となるサイズは3.5号で、深い場所では重くし浅い場所では軽くしていきます。
当然、重みがあるほど早く沈みますし、軽ければゆっくり沈みます。この辺は重さを上手く使い分ける必要が出てきます。
また、もう少し重さが欲しい時は、オモリを追加できるタイプのエギもあります。
アオリイカを引っ掛けるためのカンナ(傘針)には全傘タイプと半傘タイプとがあります。
全傘は傘を広げたような形で、半傘はその名の通り開いた傘が半分だけあるような形です。
半傘タイプは半分開いた部分が上側になりますので、根がかり防止の役割があります。しかし、全傘タイプの方が針が多いためアオリイカを釣りやすいとされ、最近はもっぱら全傘タイプばかりが売られています。
管理人の経験では、半傘、全傘どちらもそんなに大差がないような気がしましたので、半傘でも全然問題はないと思います。また、全傘タイプを購入した後に下半分のカンナを内側に折り曲げることで簡易的な半傘タイプにチューニングすることも可能です。
あまり何回も曲げすぎると折れ易くなってしまいますので、注意しましょう。
また、色もシルバーやブラック系に加え、赤バリなんていうのもよく見かけるようになりました。
アイは夜光玉を利用するものがほとんどで、目玉タイプのものもあります。
ラインアイはほとんどがスイベル式で、結び方が悪いとエギの泳ぎに影響してくるので慎重にまっすぐ結びます。
基本的なエギでの釣り方
エギを用いるエギングでは、竿(ロッド)とリールを使います。
ラインの端にエギを取り付けてから投げ海底まで落としたら、後はシャクってエギを上げそのままフォールさせる動作を繰り返していきます。
アオリイカのエギングでは何といってもこの動作が基本になります。特に重要なのはシャクリ方。
色々な動作をさせ、アオリイカを『如何に騙して抱きつかせるか』に尽きるからです。
まぁ騙すだけではなく、好奇心を煽るようなシャクリ方をしてみたり、時にはシャクリを少なくして長くステイさせてみたりと色々な釣り方がありますが、最初は色々なアクションを気にしすぎることなく、シャクってフォールさせる基本動作を身に付けていきましょう。
シャクリがイカに対するアピールになり、、その後のフォール中にアオリイカがエギに抱きついてきます。この時のアタリを捉えられるようになると一層楽しさが増しますよ (-^〇^-)
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