アオリイカの雑学いろいろ
名前の由来
今回は少し、アオリイカの雑学的なお話を少ししようと思います (^^)
アオリイカってどうして『アオリ』っていうのでしょうか?
実は『アオリ』にはこんな意味があるのです。
名前の由来は2つ。
1つは馬の鞍(くら)に付ける馬具、泥障(あおり)にアオリイカのヒレの形が似ているという説。
もう1つは、泳ぎ方。大きなヒレを煽って(あおって)泳ぐように見えるためにこのような名前が付いたという説です。
馬具の泥障からきたという説のほうが有力ではありますが、どちらも確証があるわけではありませんのでその真意は謎のままです。
煽って泳ぐ・・・といっても、これはイカならどれもそのような感じじゃないかなぁっという気もしなくもないですが・・・ (^。^;)
また、地方では独特の呼び方をするところもあります。
例えば、
- 芭蕉の葉に形が似ているということから『バショウイカ』
- 靴の形に似ているということから『クツイカ』
- 水のようにプルプルして透明になることができるので『ミズイカ』
- 藻で産卵するので『モイカ』
などといった感じです。
地方での呼び名(愛称)には愛着が感じられますね。
あなたの地元では何と呼んでいますでしょうか?他にも色々と呼び名があるようです (^^)
ちなみに英語では、『楕円形のイカ』という意味の『Bigfin Reef Squid』と書きます。言われてみれば、確かに楕円形ではありますね。
また漢字では『烏賊』と書きます。これは水面に浮かびながら、襲ってきた烏(カラス)を逆に襲う(賊する=>害する)ことから付けられた当て字であると云われています。烏を襲うなんてすごいですね、その獰猛(どうもう)さにビックリです (^。^;)
最後に『いか』と呼ばれるようになった所以(ゆえん)です。所以は見た目の『いかつさ』から来ているとされる説や、よく泳ぐ様子から『行か(イカ)』とされる説などこちらもいくつか説があるようです。
イカ類のクチバシをカラストンビと呼ぶが、その由来は簡単です (^^)
クチバシの形が『カラスのクチバシ』と『トンビのクチバシ』に似ているからです。ホント単純ですね♪
上クチバシがカラス、下クチバシがトンビに似ています。
実際はそんなマジマジとカラスやトンビのクチバシを見たことはないのですが・・・
でも確かに、言われてみれば納得してしまいます。
なんとなく、似てる感じはありますね (〃⌒∇⌒)
また、カラストンビ自体は硬くて食べることができませんが、カラストンビの周辺の肉は『キチン質』というタンパク質でできており、歯ごたえがあっておいしいです。
珍味として重宝されており、焼いても炒めても美味です♪
イカスミとタコスミ
外敵に襲われた際にスミを吐くことで知られているイカとタコですが、
2つのスミは成分と役割が異なります。
イカスミは粘着性が強く、ネバネバしておりすぐには水に溶けません。スミを自分の分身に見せかけ、その隙に逃げるためです。
一方、タコスミはすぐに水にとけ、目くらましの用途として利用します。視界を遮り、その隙に逃げるのです。
イカスミ料理はあってもタコスミ料理はあまり見たことがありませんよね?
これは、イカスミのほうが採取しやすいからです。タコスミはすぐ水に溶けてしまうので採取することが難しいですから。
イカスミ料理を食べると味はさほど感じられませんが、口の中にねっとりとしたスミの感触が残ります。好きな人は好きなんでしょうね (~。~;)~
一時期流行りましたよねー、最近はあまり見かけなくなりましたが (;´∀`)
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