エギの号数の上手な選び方
号数の基準
釣りの道具では以下のように号数でサイズを分けしているものがほとんどです。
- 竿の号数 => 硬さや太さ
- リースの番数 => 糸巻き量
- ラインの号数 => 太さ
- エギの号数 => 長さ
エギの場合は、
次に、号数と長さの対比表を掲載します。
号数 | 長さ |
---|---|
2号 | 約6cm |
2.5号 | 約7.5cm |
3号 | 約9cm |
3.5号 | 約10.5cm |
4号 | 約12cm |
4.5号 | 約13.5cm |
このように、0.5号上がる毎に1.5cm長くなっていくのがわかります。
エギの号数と狙うアオリイカのサイズ
一般的に、アオリイカは自分よりも小さな獲物を捕食するため、
狙うイカのサイズに合わせてエギの長さを選ぶことになります。
アオリイカの場合、よほど空腹でなければ自分よりも大きな獲物は狙いません。
返り討ちに遭うこともあるからです。
通常は、自分の体の半分くらいのサイズを狙います。
ですので、その釣りの季節や狙う場所によって適切なエギの号数を選ぶ必要があります。
エギングの場合、標準とされるエギの号数は3.5号です。
3.5号を基準としてその日のエギのサイズを決めていきます。
エギの号数が大きくなれば重くなりますので、沈むスピードが速くなります。
ということは、号数を大きくすると海底まで沈める時間が短くなるということです。
春は産卵期であるため、海底を狙うことが多くなりますので、号数を大きくしたほうが沈める時間が短縮され効率が上がりますし、最も活性の上がる秋は海底だけを狙うわけではありませんので、号数を下げても問題ないということになります。
このようなことから、海底を狙う際(春)はだんだんと号数を大きく、上層も狙っていく際(秋)はだんだんと号数を小さく、沈むスピードを考慮しながらエギの号数をローテーションさせていくとよく釣れます。
号数 | 狙うアオリイカのサイズ |
---|---|
2号 | 100~200g |
2.5号 | 300~500g |
3号 | 500~800g |
3.5号 | 1~1.5kg |
4号 | 1.5~2.5kg |
4.5号 | 3kg以上 |
このように、狙うアオリイカのサイズに合わせてエギのサイズを選んでいくと効率よく釣ることができます。
サイズは季節によっても異なってきます(春~秋にかけてはアオリイカのサイズはまだバラつきがあります)ので、その辺も頭に入れておくとよいでしょう。
エギの号数とオモリの重さ
エギの号数は長さが基準となっていますが、重さにもある程度の基準があります。しかし、これは各社それぞれに設定してあり全体としての統一規格というものはありません。
例えば、ファーストシンキングタイプであればオモリは重くなっており、逆にスローシンキングタイプであればオモリは軽くなるというような感じです。
しかし、先ほども言いましたようにこれらに統一された規格はありませんので、重さで選びたい時だけでなく、購入時はパッケージの重量表記を必ず確認するようにしましょう。
号数 | 重量 |
---|---|
2号 | 約5g |
2.5号 | 約10g |
3号 | 約15g |
3.5号 | 約20g |
4号 | 約25g |
4.5号 | 約30g |
※ このように通常は号数が上がる毎に重さも増していきます。
エギの号数と沈む速度
通常、号数が大きくなれば重くなるので沈む速度が速くなりますが、一概に全てがそうだとは言えません。ボディの素材や形状、各社のシリーズによっても異なってくるからです。
中には、号数が違っても沈む速度は同じものもありますので、購入の際にはその辺にも注意しておきましょう。
基本的には春の産卵期などボトム中心で狙うときは早く沈むエギ、秋など中層以上も狙うときはゆっくり沈むエギを利用していくことになります。
エギは号数だけでなくカラーや形状と様々な要因で選ぶことになりますが、号数もバラエティーに富むとうに揃えておきたいところです (^_^)
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