成長速度と生死の関係

エギング仕掛けとテクニック | アオリイカの釣り方

成長速度と生死の関係

 

スピード

アオリイカは成長がとても早く物凄いスピードで大きくなっていくのですが、この個体の大きさが生死を分けるのです。

アオリイカは生まれてから数ヶ月は体が小さく周りの魚の格好の標的となっているため、早く成長することは生存率に大きく関わってきます。これはどの海の生物にも共通することですね。

アオリイカの寿命は1年しかありません。しかし

このたった1年で、必死に大きく成長していきます。

中には3kgを超える大物も出てくるほどです。このくらい大きくなると、沿岸部では食物連鎖のトップに君臨するため外敵に狙われることも少なくなります。

このように、早く大きくなることは生存率を高することに繋がってくるわけです。食物連鎖って厳しい世界ですよね (^。^;)

『とにかく早く体を大きくすること』
これが生き残るための唯一の方法なのです。

成長するために食べまくる

食べる

成長するためには食べなければなりません。食べたエサの量に比例してどんどん体が大きく急成長していきます。

アオリイカはとにかく食欲が旺盛で、空腹時だと自分の体よりも大きな獲物に襲い掛かることすらあるくらいです。(しかし、返り討ちにあうこともあるため、めったなことでは狙いませんが・・・)

その貪欲な姿勢から、アオリイカは食べられそうなエサであればまず触腕を伸ばして確かめてみるという習性を持ちます。

エギングで例えれば、エギのフォーリングが分かりやすいでしょうか。自然界では有り得ない、無抵抗なエサが上からゆっくり沈んでくるといった状況でも、ついエギに触腕を伸ばしてしまうくらい貪欲ですww

このように食欲旺盛なアオリイカ、釣行する季節や時間帯から彼らの食欲を想像することで、ある程度釣果を上げていくことが出来ると言えます。

一概には言えませんが、秋やマズメ時間といった活性が上がったときがやはり一番の狙い時となるでしょう。

攻撃本能

また食欲の他に、エギを抱く理由として考えられているのが、邪魔者を排除しようとする攻撃本能です。

特に交尾時期のオスはどう猛で、自分のテリトリーに侵入してきそうな相手には容赦なく威嚇し攻撃を仕掛けていきます。メスを奪い合う戦いをしている訳ですから、気が荒くなるのは当然です。

どのオスも交尾をするために気がたっています。交尾は、この戦いに勝った優秀な個体のみが許されるものなのです。

交尾時期のオス同士の戦いは非常に熾烈(しれつ)で、相手に抱き付き相手のの足を噛み切ってしまうこともあります。

そんなときに、エギ(敵)が自分のテリトリーに入ってきたら、そりゃあ攻撃を仕掛けてきますよね。

他の動物でも人間でも似たような行動を取るはずです。まぁ人間の場合は理性があるので理性である程度制御できるわけですが・・・

全ての敵に攻撃をするわけではない

交尾期間中のオスがいくらどう猛であるとはいえ、自分より大きな敵に対して向かっていっても勝てるわけはありません。返り討ちにあいますので、自分の体より大きい相手には攻撃を仕掛けることはせず、逃げることもあります。

逆に敵が小さすぎる場合も攻撃を仕掛けません。この場合は、逃げるわけではなく無視をしているのです。自分に対する脅威がないと判断すれば無駄な攻撃はしないということですね。

大きすぎても小さすぎても攻撃はしないのです。

春先からの産卵期ではこの攻撃の習性を利用し、少し大きめのエギを投入してみると大物が釣れる可能性も上がります。

同じ大きさだけではなく、色々な号数をローテーションで試してみると釣果が伸びてくるはずですよ (^_^)

 

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