アオリイカの一生と産卵

エギング仕掛けとテクニック | アオリイカの釣り方

アオリイカの一生と産卵

 

卵

アオリイカは水温が高い場所を好みますので、季節のにより生息する場所を移動する傾向があります。産卵期は地域によって異なるため長期にわたりますが、大まかな一生は以下のようになります。

【 春~秋 】

水温は17℃~25℃と適温である

適水温時期の日中は暗いところを好むため、
水深10m前後の深い場所へと移動している。

また、産卵時期は水深6m前後の浅瀬に集まり、特に夜間は海藻類の茂る藻場を
中心に岩場や障害物などを利用しながら捕食活動を活発に行う。

【 冬 】

水温は15℃前後と低くなるため、水温が高い場所を求めて
更に深い場所へ(水深40m~50m前後)と移動する

真冬の特に寒い時期には、冷水と暖水がぶつかり水温が比較的高い潮目を好み、潮目にはアオリイカだけでなく多くの生物が集まってきます。

寒くなると・・・

このように、水温が高い季節は浅瀬に、水温が低い季節は沖合いの深い場所へと移動します。特に、12月~1月の寒さが厳しい季節は、南下して深い場所で生活をします。

この南下現象が起こるため、12月~1月にかけてがエギングでアオリイカを狙うのが最も難しい時期といえます。

暖かくなると・・・

春

春になってくると次第に水温が上がってくるので、徐々に浅瀬へと近づいてくるようになります。

暖かくなってくると、アオリイカだけでなく人間も活動しやすくなりますので、エギングにはもってこいの季節といえますね (o^-^o)

やっぱり、寒いよりは暖かいときにエギングを楽しみたいですから♪

アオリイカはとにかく暖かい場所を好み、水温が17℃以上まで上がっていないと、毎年産卵している場所ではなく別の暖かい場所で産卵をするほどです。

暖かいとアマモなどの海藻も成長を助けられますので産卵に適してくるのでしょう。

アマモは夏~冬までの長い間、種子として海底に沈んでおり、春頃にようやく花を咲かせます。

種子の間に波に流されたりすれば去年とは違う場所に芽をだすわけですので、そのアマモを頼りに寄ってくるアオリイカも毎年同じ場所で産卵する訳ではないということになりますね。

「毎年、微妙にアオリイカが釣れるポイントがずれてくるんだよなー」なんて方は
こういったことが理由の1つであるのです (^。^;)

卵からの孵化

アオリイカの産卵は複数回行われ、その後は力尽きて死んでいきます。

海藻などに産み付けられた卵は1ヶ月もすれば孵化するのですが、エサの量や水温によってその後の成長は大きく異なってきます。

そのため、孵化してからの秋頃までは大きさがバラバラであり、その後の秋~冬にかけてがもっとも成長する季節となります。秋頃はもっとも活発に捕食する季節ですので、エギングでもよく釣れます。

産卵期になっても小さいままのアオリイカも稀にいるわけですが、大きさはあまり関係なく、小さくても産卵は行うようです。

子孫を残すためには、産卵は必要不可欠ですから。

 

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