アオリイカの雄雌(オスメス)と体色の変化
アオリイカのオスとメス
アオリイカのオスとメスは表面の模様で簡単に区別することができます。
オスは体に横筋模様が入っており、メスは水玉のような斑点模様が入っています。
一目瞭然ですので、見ればすぐにわかります (^_^)
また、メスよりもオスの方が成長スピードが早く大型になりやすい傾向があります。
日本に多く生息しているシロイカ型のアオリイカは
6kgと言ったらかなり重たいですよ!生後3ヶ月~4ヶ月の赤ちゃんと同じくらいの重さですから ( ^∇^)
また6kgとまではいかなくとも3kgでも大物です。
引きはかなり強くエギングを思う存分楽しむことができます \(^▽^)/
メスを最初に釣ると・・・
産卵の季節の春がやってくると海草の茂る藻場にメスが留まり、メスを中心にオスが複数杯集まってくるようになります。満潮時に産卵が見られれば、次の満潮時には違うメスの群れがやってきます。
こうやってメスを中心にしたいくつかの群れが交替に藻場へやってきては産卵を行うのです。エギングではその群れを狙うと釣れ易くなります。
交尾(ペアリング)の最中はアオリイカの体が白くなり、エサに全く興味を示さなくなりますが、全てのアオリイカがそうではありません。
複数いるオスは全てが交尾できるわけではなく、最も強いオスのみが子孫を残すことができるのです。オス同士で戦って戦って勝者が交尾を行うわけですね。
これはどの生物でも同じですが、優れた遺伝子を残して伝えていくための仕組みです (^^)
そしてその交尾の際、アオリイカの体が白く変化するわけです。
この産卵時期は特に、メスを最初に釣り上げてしまうと周りにいたオスが全ていなくなってしまい、その後全くアオリイカが釣れなくなってしまいます。
ですので、このような産卵時期は特になるべくメスを最初に釣らないようにすると良いです。
アオリイカの群れが去ってしまうと、次の群れが来るまで待たなくてはなりません (ノ△・。)
体型が大きいのがオスですので、メスよりは出来るだけオスを狙って釣るように心がけましょう。
特徴の一つである体色の変化
アオリイカは通常、海中に漂っているため半透明になっていますが、岩場や藻場に近づくと茶褐色へと変化します。
カメレオンのように、体色を変化させることで背景色と同化しエサに気付かれないように待ち伏せするためです。
瞬発力があまりなくホバリングで待ち伏せするアオリイカにとっては、体色の変化は、とても重要な機能なのです (^_^)
また、威嚇行動でも体色を茶褐色へ変化させます。岩場や藻場以外で茶褐色の時は興奮状態であるため、エギングでは絶好のチャンスです。迷わずエギを投げ込みましょう。
アオリイカが興奮状態にあると冷静さを失い、積極的にエギへアタックしてきてくれるはずです ( ^∇^)
釣り上げたアオリイカは最初黄土色っぽい色をしていますが、地面に置くと茶褐色に変化します。そしてその後しばらくすると白っぽい色へと変化していきます。
体色が白っぽくなったらアオリイカが弱ってきた証拠です。空気に長く触れることで弱ってしまいます。ですので、もしリリースする場合はネットを使い海中でリリースするように心がけましょう。
この体色の変化は、エギングを楽しみ、アオリイカを守るための最低限の知識と言えます。エギングアングラーなら是非抑えておきたいポイントですね (^^)
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