生息地や生態を知り釣果を上げる
アオリイカの主な生息地
アオリイカは海藻付近を好んで生活の場としています。
海藻はモノカゲになるため、外敵から身を守るのにも適しているのですが、海藻付近はエサとなる獲物が多く集まる場所であり、その獲物を効率的に捕えることができるからです。
正確には海藻周辺や
海藻を見つけたら、迷わずエギを投入していきましょう。エギを見つけたアオリイカは迷わずアタックしてくることでしょう (^_^)
群れでの生活
アオリイカは春に孵化してしばらくの間、100杯~200杯もの群れで行動をします。
食物連鎖の底辺に位置する幼体の時期は、単独で行動するよりも群れで行動することで生存率を上げるためです。これはアオリイカに限らず他の魚でも同じような行動をとりますね。
また群れで行動するこの時期は、海藻付近にいると逆に捕食されてしまうため海藻付近には生息していません。海上層付近に生息し、海面の反射に紛れて身を隠しています。
アオリイカが成長し大きくなるにつれて、徐々に群れが小さくなっていきます。成体にまで成長すると3~5杯程度の群れで行動するようになります。
このようにいつもは群れで行動するアオリイカも秋は活性が高まり、この時期は単独で捕食行動をすることが増えます。
秋はもっともアオリイカがよく釣れる時期です。上層~中層付近のエギにも積極的にアタックしてきます \(^▽^)/
そしてまた春になると産卵のために藻場へ集まってきます。産卵時には数杯のメスを中心に50~100杯のオスメスの群れが入れ替わりで藻場を回遊しますので、潮の流れなどを計算しながら群れが入ってくるタイミングを見計らってエギを投入するとよく釣れます (^_^)
アオリイカの不思議な生態
アオリイカの不思議な生態としてイカスミの噴射と体色の変化があります。
外敵に襲われた際や危険を感じた際にはイカスミを噴射し敵を錯乱させます。
イカスミは粘着性が高く水にすぐには溶けません。溶けずに漂うイカスミを自分の分身として見立てて、その間にその場所から逃げるのです。
またすばやい移動を行う際は、イカスミを噴射する漏斗(ろうと)からイカスミではなく水を噴射します。噴射させて後ろ向きに急速に移動するのです。
移動や危険から避難するための噴射の仕組みは、アオリイカが自分の身を守るためにとても重要な役割を担います。
もう一つ特徴的な生態は体色の変化です。
アオリイカはまるで忍者のように体色を変化させることができます。
外敵から身を守る為、獲物を捕食する際に気付かれないようにする為、さらには求愛の為と様々な色に変化させる様はとても魅力的で不思議な生態です。
特に、産卵時の求愛行動中のオスは体色を白く変化させますが、この時のオスは全くエギに反応を示しません。食欲よりも交尾なのです (*´ー`)
また体色が茶色になっているアオリイカは興奮している証拠です。この時のアオリイカはエギに積極的にアタックしてきます。
このように、体色の変化を見ることもエギングでは大切になってきます (^_^)
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