アオリイカがスレてきた?

エギング仕掛けとテクニック | アオリイカの釣り方

アオリイカがスレてきた?

 

エギングシーズン初めではよく釣れていた場所でも、月日が経つ毎に段々とアオリイカがスレてきます。

いや、スレてくるような気がします・・・管理人だけでしょうか? (T_T)

毎年どんどんアオリイカのサイズが小さくなる・・・、

もしくはアタリが小さくなる・・・など、よく聞く話ですよね?

話だけではなく、あなたも実際に感じているかもしれませんね。

■ スレる

アオリイカの警戒心が強くなってしまい、なかなか釣れなくなってしまう状況のこと

エギングブームに火が付いてから、アングラーが釣り過ぎてアオリイカの生息数がどんどん減少してきたのではないかと心配してしまいます。

アオリイカの生態数を正確に把握することはできないですが、気候による漁獲量の増減は毎年みられるものの、地域別の漁獲量の増減は特に大きな変化はなく、アングラーが増えたことによる生態数の減少ではないようです。

また、アオリイカは海水温度が高い温帯に生息するため、近年の地球温暖化による影響でむしろ増加していたとしても不思議ではありません。

北極や南極の氷も溶けているくらい、日本近海だけでなく世界的に見ても海水の温度は上昇しているわけですから。生息域が広がっていてもおかしくはないですよね。

北海道でもエギングが楽しめる日はそう遠くないような気がします・・・

産卵場所の変化

アオリイカが産卵する藻場の水深は通常5m~40mで、海水の透明度が高ければ40m付近での産卵も多いようです。

水深40mともなるとさすがにエギングではそうそう狙えませんので、

深場で産卵するアオリイカが増える

水深1m~2mくらいの浅瀬で産卵するイカが減る

その分釣れにくくなる

このような産卵場所の変化によって釣れにくくなってしまったということも推測できます。

水深が深いほうが安全に産卵できるとか、孵化後の成長に有利なのだとか、アオリイカも生きていく上での知恵を本能的に日々蓄積しているのかもしれません。

エギ対する危険察知

エギングブーム初期の頃は大きなシャクリと大きなアクションを行っていましたが、最近ではソフトなアクションにシフトしてきました。

アオリイカが本能的にエギを危険視するように進化してきたのか、大きく激しいアクションでは釣れにくくなっています。

また、大型のアオリイカに関しては更にその傾向が強まります。大きく成長するまでにかなりの回数の捕食を繰り返しますわけですが、その危険察知能力はすさまじいものです。

不自然な動きを少しでも察知されてしまえば釣れません。

大物に限らず全体的に、昔よりは釣れにくくなっているのは事実です。この辺もスレたと感じてしまう一因かもしれませんね。

それともう1つ、スレたと感じがちなのは小さなアタリが増えたというものです。

アオリイカのアタリが小さくなってきたと感じるのは、もしかしたら小さなアタリまで捉えることができるようになっただけかもしれません。

実はタックルがかなり進化しています。より小さなアタリでも捉えることができるようにタックルが繊細になってきているのです。

このタックルの進化により、相対的に小さなアタリの数が増えたというのも1つの原因かもしれません。

どんな理由でアオリイカがスレてしまっているのか本当のトコロはわかりませんが、いずれにしても、今後も年を重ねる毎にエギングは進化し続けていくことには間違いありませんね (^_^)

 

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