ブレイクライン(斜面)での釣り方
ブレイクラインを狙おう
ブレイクラインとは斜面のことで、浅場と深場の境界線、急に深くなっているようなところを指します。ブレイクラインは、海中を上から見るとグラデーションになっていることが多いので比較的見つけ易いと思います。
水深が深いと色が濃くなります。急に深くなっている部分があると、そこから
ブレイクラインにも色々あり、傾斜がなだらかであったり急斜面であったりと様々です。
また、ブレイクラインでは海中生物の通り道やエサ場になっていることが多く、たくさんの生物が生息する場でもあります。
そして、この斜面を通らないと深場と浅場を行き来することはできません。従って移動では必ず斜面を通ることになります。当たり前ことですよね (^。^;)
アオリイカも深場から浅場へ移動する際には、このブレイクラインを通ることになりますので格好のポイントです。
ブレイクラインでは主に移動しているアオリイカを狙うことになります。
深場だけではなく、小規模な船道や堤防の敷石の切れ目でも十分に狙えますし、大き目のブレイクラインでは海藻が生えていることもありますのでそこも狙い目となります。
藻場があれば釣れる確率が一気に高くなります (^^)
効果的な狙い方
ブレイクラインでターゲットとなるアオリイカは移動している活性の高いイカですので、釣り方としては通常と同じシャクリとステイを使うことになります。
大きな動きのアクションが有効なことも多く、多段シャクリを活用することで釣果が伸びやすくなります。
大きなアクションでアオリイカへ目立たせることで、獲物についつい手を出してしまうのでしょう (o^-^o)
ブレイク(段差)があまりにもきついとラインが擦れて切れてしまうことがありますので、ステイ時などで気をつけて確認しておきます。ラインに違和感があれば要注意です。
また、ライン切れを予防するためにはリーダーラインを長くすることも有効となります。
速い潮流ではドリフトを利用する
エギは他の釣りに比べると沈む速度が速いため、比較的潮流を気にする機会は少ないのですが、エギが流されるほど潮流が速い場所でのエギングは着底が判断できないことがあります。
こういった場所では、エギの号数を大きくするかオモリを付けるなどとして対策をします。
また、この潮流を利用した『ドリフト』という釣り方もあり、これはスローシンキングタイプのエギを使い、テンションを掛けたままフォールさせる釣り方になります。
イメージとしては、下に落ちていくのではなく斜めに落としていくといった感じです。このとき、エギが斜めになってしまうとローリングしてしまいますので、ラインテンションの掛け方に注意しましょう。
この『ドリフト』は、ルアー釣りでは一般的なテクニックなので是非ともマスターしておきたいところです。ドリフトを使いこなせれれば、潮の速い場所でも釣れる確率がグッっと上がっていきますよ (^^)
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