アオリイカの概要と生息域を知らなきゃ始まらない
アオリイカはイカの王様
アオリイカはイカの王様です。
最近のエギングブームにより身近に食することができるようになったアオリイカは
それまで料亭などでしか味わうことができない高級食材でした。
アオリイカはイカ特有のミミ(ヒレ)が特に大きく、このミミ(ヒレ)は刺身で食べると美味しいと人気があります。
アオリイカを釣るには
もっとも手軽に楽しむことができるのはエギングです。
ルアー釣りの分類であるエギングなら、生きた餌ではないエギ(餌木)を用いますのでとっても手軽に釣りを楽しむことができるのです。
アオリイカの生息域と種類
アオリイカの生息域がもっとも広いのは日本を含むアジア圏です。
比較的暖かい海域に生息するようで、特に、オーストラリアの北側~日本の北海道以南にかけて多く生息しています。
日本で釣れるアオリイカは『シロイカ型』『アカイカ型』『クアイカ型』の3種に分類されますが、
ほとんどが『シロイカ型』になります。
そして、日本より南、東南アジアやオーストラリアに近づくにつれて
大型である『アカイカ型』が多くなります。
日本や東南アジアだけでなく、カリブ海にも生息しているのですが、カリブ海のアオリイカは『アメリカアオリイカ』という別の種類に分類されます。
アオリイカの産卵
アオリイカの成長はとても早く、一年でその一生を終えます。一年足らずであの大きさにまで成長するのは驚きですよね!
生息するのに適した水温は20°C~30°Cで、15°C以下および35°C以上になると死んでしまいます。
寒い地域では生息できないため、日本国内では北海道より北に生息しないのは水温の関係ということになります。と、いうことは北海道ではアオリイカ釣りができないのですね (ノ△・。)
寒さが苦手なアオリイカは、冬場は水深が深く比較的水温が高めの場所へ身を潜めじっとしています。そして暖かくなってくる春先から徐々に活動を開始する傾向にあります。
また、捕食を活発に行うのは水温が25°C~30°Cくらいのときで、夏が終わる秋頃がもっとも盛んに食べるようになります。この捕食活動の点から見ても、秋が一番アオリイカが釣れる時期ということになります。
アオリイカはオールシーズン釣れますが、それでもやはり秋がもっとも釣れるシーズンです。秋はとにかく数が多く釣れるのです!
アオリイカの産卵シーズンは4月~7月で、水温が17°Cを超える暖かい時期になります。水温が上がってくると徐々に浅場の藻場に移動しくるようになり産卵を開始します。
※ 高水温域の方が産卵回数が多くなる傾向にある。
産卵できるメスは体長が20cm以上はあり、海底にある海藻や岩場などに卵を産み付けます。産み付けられた卵はたったの1ヶ月程で赤ちゃんが孵化し、3ヶ月後にはなんと10倍もの大きさまでに成長します。
アオリイカは暗い場所を好むため、日中は3m以上の深場のほうがよく釣れます。日差しが届かないような深い場所で、外敵からの攻撃を警戒しつつ岩陰やストラクチャーに隠れています。
また、低水温の場合アオリイカはエビなどの甲殻類をエサにしていますが、高水温になると小魚などをエサにしています。これは水温が高い時のほうが活動が活発になるからだと思います。
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